60歳からでも月30万!「お金になる」資格TOP10 人生100年、人生経験を生かして稼ぐコツ
【松下いづみさんの場合】
大手不動産会社で働いていたころ、更年期うつになって50歳で退職。夫のすすめで近所のジムへ通い始めたら、少しずつ心身の不調が改善していきました。施術を受けていたストレッチトレーナーの先生が学校を開校すると知り、59歳で入学。
ストレッチや整体によって、フルマラソンを完走できるほど元気になれたので、インストラクターを目指すことにしたんです。笑いヨガやメディカルアロマも学び、接骨院や整体サロンで働いて経験を積みました。
さらに自分らしさで勝負しようと、笑いを呼吸法にして身体を動かす「笑とれっち」を考案し、2021年にサロンを開業。謙虚さを忘れず、新しいことを学び続けることが成功の秘訣だと思います。
【南 幸恵さんの場合】
専業主婦だった40歳のときに、突然夫が他界。子どもを育てるために就職し、人事部で働き始めました。必死で10年勤め、50歳で子育てが一段落。人の役に立つことを学びたいと思い、大学の通信講座などで心理学を学び始めました。
勉強は大変でしたが学ぶのが楽しくて、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど多くの資格を50代で取得しました。定年退職後は、社員のメンタルヘルスケアや研修を担当した実務経験と資格を活かし、カウンセラーとして独立。
67歳で取得した国家資格の公認心理師は、独立して働くうえで役立っています。おかげさまで仕事は順調で、収入は会社員時代の倍以上に。何歳から挑戦しても遅くはないと実感しています。
60代ならではのお金になる資格ランキング
高村さんおすすめのお金になる資格を紹介。60代ならではの人間力を活かせる資格のうち、収入はおこづかい程度でも取得しやすいものから、ハードルは高いけれどガッツリ稼げるものまで、難易度や需要の高さなどを総合的に判断して順位付けしている。自分に合った資格を賢く選んで、余裕のある老後を送りたい。
厚生労働省認定の民間資格。葬儀に関する相談、会場設営、ご遺体の搬送、通夜と葬式の進行など葬儀に関わる業務全般を行う。葬祭業界で実務経験を積み、葬祭ディレクター技能検査に合格すると取得できる。
2級は個人葬に関する一般的な知識と技能が問われる。コロナ禍で規模は縮小傾向ではあるものの、葬儀のスタイルは多様化しており、注目される資格だ。
「超高齢化が進む中、葬儀業界は今後もマーケットが広がる業界です。葬儀への参列や親の看取りなどの経験がある人は、遺族や参列者の気持ちに寄り添った対応や丁寧な気遣いができ、強みになると思います」(高村さん)