60歳からでも月30万!「お金になる」資格TOP10 人生100年、人生経験を生かして稼ぐコツ
さらに、60歳を過ぎた女性だからこそ持てる武器がある。結婚やご近所付き合い、親の介護や看取りなど、豊富な人生経験で培われた“人間力”だ。
「人と関わる仕事は、こまやかな気配りが求められます。そういった人間力を活かせる仕事は、仕事のAI化が進んでも残る領域です。60歳を過ぎて資格を生かして働くなら、若い人にはない人間力を発揮できる資格が収入につながると思います」
資格を生かして稼ぐためには、時代の流れに合った資格を選ぶことも重要だ。
「2025年から団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になります。高齢者向けサービスは今後ますます増えるので、そこに関わる資格は収入が期待できます」
ただ、人気の介護ヘルパーや介護福祉士などの資格はおすすめではないという。
「介護の実際の現場は寝たきりの人の着替えや入浴介助など体力勝負。60歳から目指してバリバリ稼ぐのは、特に女性は難しいと思います」
そこで狙い目なのは、高齢者の栄養面をサポートする資格と、高齢社会で成長している葬祭業界の資格だ。
「管理栄養士は、介護施設など高齢者を対象とする市場での仕事が増えています。葬祭関係の資格は、まさに人間力を活かせる仕事。豊富な人生経験と女性ならではの気配りが役立ちます」
また、資格はお金だけではなく、人との出会いや生きがいも得ることができる。
「資格を取得すると、新たな出会いもあります。新しいことを学ぶ前向きな気持ちを持って挑戦すれば、いくつになっても仕事はあります」
人生経験を活かした資格が狙い目
親の看取り→資格を取得→葬祭ディレクター
親を看取った経験から遺族の気持ちに寄り添い、葬儀に関わる業務をする
料理→資格を取得→管理栄養士
毎日の料理作りで磨いた腕を、栄養指導に関する専門家として献立作成に役立てる
子育て→資格を取得→ベビーシッター
子育て経験を活かし、子どもを預かって食事や入浴、送迎などのお世話全般をする