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日テレ「はじおつ」が海外でバズった真の理由 数十億円の収益化を見据えた「ビジネス戦略」

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いつの時代でも通じる普遍性を持ち、長年、愛されている番組でもあります。初回放送は1991年に遡り、当時、日本テレビ系列で放送されていた情報番組「追跡」のワンコーナーから始まった企画でした。この番組終了後、1994年から「はじめてのおつかい」の番組タイトルで単発番組の放送が続けられ、現在は夏と新春の時期の特番として定着しています。

海外用のタイトルは『Old Enough!』

そして、この春から番組史上最大規模となる世界展開が加わりました。2022年3月31日からNetflixを通じて過去の放送から「おつかい」場面を集めた計20話の世界同時配信が190か国以上で始まったところ。2億人以上のNetflixユーザーに届けられています。Netflixの棚に加わった海外用のタイトルは「Old Enough!」です。日本語にすると「もう大きいもん!」といったニュアンスでしょうか。日本テレビの海外事業部が敢えて直訳せず「短くて世界で通じるキャッチーさ」にこだわって考えたものです。

海外版タイトルは「Old Enough!」。日本テレビの海外事業部が「短くて世界で通じるキャッチーさ」にこだわって付けた(写真:日本テレビ)

その狙いもあってか、予想以上の反応を受けています。初動の段階からツイッターやTikTokなどSNS上で「愛くるしい」「一気見した」といった番組の感想を投稿する数が増え、欧米の大手海外メディアやセレブも積極的にその現象を取り上げ始めています。番組の中身のみならず、日本の番組作りの独自性や子育て論にまで発展しているほど話題になっています。

では、なぜ配信直後から「はじめてのおつかい」が海外で話題になっているのかというと、要因は大きく分けて2つあると分析しています。配信全盛期であることが影響し、“日本らしさ”が最大の売りになっていることが理由の1つ目です。

【2022年4月25日12時00分追記】 記事初出時、番組タイトルに誤りがあったため修正しました。

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【配信時代は“日本らしさ”が最大の売りに】

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