2014年11月20日 (木)に東京・六本木のアカデミーヒルズで開催した東洋経済スタートアップセミナー。第4回は、大企業の中でベンチャースピリットを発揮している、リクルートホールディングス経営企画室長の林宏昌氏とKDDI∞Labo長の江幡智広氏が登場。「企業内でベンチャースピリットを持つ」をテーマに、従業員が組織にいながらアントレプレナーシップを発揮するための仕組みなどについて考えた。

ゲストは、リクルートホールディングス経営企画室長の林宏昌氏(左)とKDDI∞Labo長の江幡智広氏(右)。アントレプレナーシップ、大企業とベンチャー企業のコラボレーションなど、多彩な議論が繰り広げられた
大企業の中で、従業員が起業家精神を発揮するためには何が必要なのか。新規事業を生み出していくためには、どのような仕組みが効果的なのだろうか。
「リクルートでは入社当日から、お前はどうしたい?と問われる」と林氏は語る。お前はどうしたいのかと問われ続けることで、自分は何がしたいのか、なぜそうしたいと思うのかといった、圧倒的な当事者意識、アントレプレナーシップが生まれていく。目の前の仕事にしても、誰かから言われたから動くのではなく、自分発で自分はこれをやりたいという思いで物事を推進していけば結果も大きく変わっていくのではないだろうか。自分はどうしたいのかと自らに問い続けていくことが新規事業を生み出すきっかけになるかもしれない。
そのビジネスを面白いと思えるのか
大企業とベンチャー企業とのコラボレーションを模索する企業が多い中、起業家支援のためのインキュベーションプログラムであるKDDI∞Laboも新たなステージを迎えている。KDDIだけではなく13社の企業とともにベンチャー企業を支援するサービス・プログラムを始動させ事業創出に挑む。ただし江幡氏は、「ビジネスとしていきそうだ、といった視点の前に、それを面白いと思うのか、かかわってみたいのかといった視点が必要」だとも語る。
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