三菱商事、洋上風力「赤字入札」の見方に大反論 キーマンが激白「再エネコストは下げられる」

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脱炭素の切り札である洋上風力発電。三菱商事連合はなぜ国内初の大型案件を「総取り」できたのか。当事者たちの証言からその内幕を明らかにする。

おかふじ・ゆうじ/東京大学法学部卒業後、1992年三菱商事入社。欧阿中東電力事業部長、海外電力事業部長などを経て、2020年4月から現職。(撮影:今井康一)

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2021年末に結果が開示された洋上風力発電の大型プロジェクトの公募・入札において、圧倒的な低価格で国内3海域すべてを総取りした三菱商事連合。その衝撃的な価格破壊に対して、一部関係者からは「赤字覚悟の入札では」との声もあがりエネルギー業界に波紋を広げた。(「洋上風力 価格破壊ショック」特集はこちらから)
三菱商事連合はこうした見方を払拭し、1兆円規模の洋上風力プロジェクトを完遂することができるのか。岡藤裕治エネルギーサービス本部長は「欧州並みの発電コストに近づけられる」と強調する。

──まさかの3海域総取りでした。

一般海域における洋上風力としては国内初の案件だ。事業者として長期にわたってしっかりと事業を遂行していく責任をひしひしと感じている。

──他社よりも圧倒的に安い価格が勝利につながりました。「赤字覚悟の入札では」という声もあります。

与えられた条件下で、必要なリターンを乗せ、ボトムアップで精査をした結果だ。数字ありきで事業計画を策定したわけではない。万が一、赤字の事業計画を出せば(入札のルールによって)一発でアウトの判定になることは十分認識していた。

各海域は1案件ごとにしっかりと事業計画を立てて入札に臨んだ。結果として3海域すべて取れたのは望外の喜びだが、(始めから)スケールメリットを前提に個々の案件の事業計画を組んだということはいっさいない。

──では、ここまで安い売電価格を提示できたのはなぜでしょうか。

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