下請け建設業者が悲鳴をあげている 中小零細業者が直面する現実

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46万もの業者がひしめくゼネコン・建設業界にあって、コロナ禍で中小零細業者から悲鳴があがっている。その背景を追った。

建設業界では民間工事をめぐる受注競争が激しくなっている(記者撮影、写真と本文は直接関係ありません)

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「予算がねえんだよ」

新型コロナウイルスが猛威を振るった今春以降、多くの下請け業者はゼネコン社員からこのように工事代金の値下げを迫られる場面が増えた。

「値下げ圧力は常にあるが、コロナ禍で一層厳しくなった。仕事のためには『うちはその金額で受けます』と、ゼネコンの言いなりにならざるをえない事業者があることは確か」。都内で鉄筋会社を経営する社長はこう吐露する。

46万社がひしめく業界

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