村上ファンドがやってきた アクティビストに怯えるゼネコン

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「モノ言う株主」がいま、日本の大手・中堅ゼネコンの株式を次々と買い増している。買われるゼネコン側は「再編を迫られる」と戦々恐々。なぜ今ゼネコン株なのか。双方の事情を追った。

アクティビストが大手・中堅ゼネコンの株式を次々と買い増している(上は尾形文繁、右下は編集部、左下は記者がそれぞれ撮影)

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モノ言う株主(アクティビスト)で知られた村上世彰氏の流れを組む村上系ファンド。今回、彼らの新たな出資先が、東洋経済の取材で明らかになった。

村上系ファンドは目下、大手・中堅ゼネコンの株式を次々と買い増している。シティインデックスイレブンスやオフィスサポートといった会社を通じて、2019年末ごろから出資を始めたとみられる。

大量保有報告書によると、中堅ゼネコンの大豊建設株を22.52%(11月25日時点、以下同)、準大手ゼネコンの西松建設株を8.44%、海上土木に強い東亜建設工業を7.64%保有していることがわかっている。

複数の関係者ヘの取材で判明したのは、大手ゼネコンの前田建設工業への出資だ。

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