ゼネコン業界で再編につながる動きが出てきた。スーパーゼネコンはどう動くのか。大林組の蓮輪賢治社長に聞いた。
業界横断的な組織への参加もありうる
――施工ロボットなど次世代技術の開発に連携して取り組む業界横断的な組織「RXコンソーシアム」の設立が9月に発表されました。スーパーゼネコンの鹿島、竹中工務店、清水建設が中核となる大型の組織ですが、大林組は参加しないのでしょうか。
RXが目指している理念などについて異論はない。AIなどの開発は個社で取り組むのではなく、共有しながら成長させていく、あるいは普及させていく必要がある。デジタルトランスフォーメーションに関連するような技術もゼネコン会社だけでなく、機器メーカーやさまざまな領域の方々と協力して開発せざるをえない。
大林組も(施工ロボットなどの)技術開発に力を注いでおり、ある程度、技術の普及・促進の段階に入れば、そういうチーム(RXコンソーシアム)に入ることも選択肢の1つだと思っている。
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