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インフラ補修を専門に60年 「国土強靱化」で上昇気流へ 【1414】ショーボンドホールディングス

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インフラ補修工事のパイオニア的存在。道路改修など強靱化政策が追い風に。

徳島・吉野川の池田ダム湖上に架かる池田大橋。支承の取り替えなど耐震補強工事を実施した(写真:ショーボンドホールディングス)

道路、橋梁などコンクリート構造物のインフラ補修工事を専門とするショーボンドホールディングス(HD)の業績が絶好調を維持している。

「構造物メンテナンスのパイオニア」と会社サイトで標榜するショーボンドHDは、補修材料の開発・販売から施工までを一貫して手がけるユニークな企業だ。1959年に土木建築用接着剤「ショーボンド」を開発し、補修分野へ進出。現在は持ち株会社化し、補修工事を行うショーボンド建設と、樹脂材料の製造・販売を行うショーボンドマテリアルが中核の事業会社となっている。

好調の背景には、政府の国土強靱化政策を受けた大規模なインフラ更新・修繕の計画が活発化していることがある。政策的な追い風もあって、国土交通省、地方自治体、そして高速道路会社から受注した工事を多数抱え業務繁忙だ。

前2021年6月期は売上高800億6500万円(前期比18.5%増)、当期純利益が113億4000万円(同25.9%増)と過去最高純利益を更新した。期初に潤沢な受注残があり、かつ人員の最適配置を進めたことなども寄与して、工事の稼働率が高まり収益を押し上げた。

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