アフターコロナでもアウトドア人気は続く。視線は巨大な海外市場へ。
テントや調理器具といったキャンプ用品や衣料品などを販売するスノーピーク(証券コード:7816)がコロナ禍の中でも好調だ。
同社が昨年11月に発表した2020年12月期第3四半期(1〜9月)決算は、売上高114億2100万円(前年同期比8.4%増)、営業利益7億9300万円(同0.4%増)。20年の緊急事態宣言に伴う休業が響き小幅増益にとどまった。しかし、同社の20年12月期通期の会社計画は、売上高162億2200万円(同13.7%増)、営業利益13億3000万円(同43.9%増)と過去の最高営業利益(9億2400万円)を大幅更新、21年12月期も続伸の見通しだ。
コロナで「需要が爆発」
目下の好業績の背景にあるのは、例年なら閑散期である秋以降の売り上げ増加だ。20年は5月に緊急事態宣言が解除された後にアウトドア需要が高まり、夏以降に売上高が大きく増加。売上高の約8割を占める国内では直営店、自社EC、卸売りと全体的に販売が伸び、同10月の売上高は前年同月比53.2%増、11月は同35.6%増、12月も同27.9%増を記録した。
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