大林組、日建連「三役」を初めて引き受けた背景 蓮輪賢治社長が日建連の建築本部長に就任

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スーパーゼネコンの一角・大林組が業界団体の要職に初めて就任した。これまで在京3社が順番に務めてきた要職を引き受けた狙いはどこにあるのか。

大林組の蓮輪賢治社長が2021年4月、同社として初めて日建連の要職に就いた(撮影:梅谷秀司)

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「大林組の狙いは何か」

ゼネコン業界関係者の間で、ある人事をめぐるざわめきがおさまらない。

話題の主は、大林組社長で、この4月に建設分野を代表する業界団体である「日本建設業連合会」(日建連)の建築本部長に同社社長として初めて就いた蓮輪賢治氏だ。

直近9月の定例記者会見で蓮輪氏は、ワクチンパスポートが導入された場合の建設業界への影響について問われ、「ワクチンパスポートなどがあれば、帰国者が入国した際の2週間の待機期間を短くしてもらうような施策を、政府には実現してもらいたい」と、そつなく答えた。

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