アラサーのための戦略的「人生相談」--どうすれば、プレゼン上手になれますか?(その1)


広瀬 一郎

■■第4回 どうすれば、プレゼン上手になれますか?

高木智彦・仮名 28歳 男性 メーカー勤務

お客さん相手に、プレゼンをする機会が多いのですが、相手が少人数の場合でも、つい緊張してしまって、うまく説明することができません。プレゼンに関するビジネス書を買って、勉強はしているのですが、スキルの向上を感じることができません。
 
 やはり、プレゼンがうまくなるには経験を積み重ねるしか方法はないのでしょうか?
 
 それとも、才能なのでしょうか? プレゼンがうまくなる秘訣、近道を教えていただけませんでしょうか?

広瀬:この問題に限らず、こういう質問にそのまま答えようとして、「方法論から入る」のは、すでに「戦略」の名に値しません。これまでに何回も言っているので、「耳にタコ」でしょうが、この連載では今後も言い続けます。「知っている」のと「わかる」のとは違うので、「わかる」まで言い続ける必要があるからです。

実は「プレゼン」の巧拙も、「方法論(How?)」からではダメです。ここが巷にあふれているマニュアル本の根本的な間違いです。最初に必要なのは「Why?」です。そもそもあなたは、「なぜ、プレゼンがうまくなりたいの?」

高木:プレゼン下手だとまずいと思いまして……。

広瀬:なぜまずいの?

高木:プレゼンが下手だと、社内での説得だとか、お得意先の説得がうまくいかなくなって、仕事がうまく進まないからです。

広瀬:そこがポイント。やっと「Why?」への最初の回答が出ました。キーは「説得」です。つまり、あなたの「うまいプレゼン」の成果の定義は「説得」ですね。

となると、必ずしも「うまいプレゼン」である必要もない。「説得」できればいいわけですから。

キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • iPhoneの裏技
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
人望のない人は「たった一言」が添えられない
人望のない人は「たった一言」が添えられない
都心vs. 郊外 家を購入するならどっち?
都心vs. 郊外 家を購入するならどっち?
30~40代でも起こりうる『孤独死』の過酷な実態
30~40代でも起こりうる『孤独死』の過酷な実態
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
漂流する東芝<br>舵取りなき12万人の悲運

再出発したはずの東芝の漂流が止まりません。再建請負人の車谷暢昭社長が電撃辞任。緊張感が増すファンドとの攻防や成長戦略の構築など課題は山積しています。従業員12万人を超える巨艦企業はどこに向かうのでしょうか。

東洋経済education×ICT