無限に働けるという状況と、タイムリミットがある状況というのはこうも違うか、と思うくらい、実際、育休明けの生産性はめちゃくちゃ上がると思います。日本企業の長時間労働については、いろいろなところで弊害が指摘されていますが、出産後の女性にかぎらず「効率的に働くということ」「時間当たり生産性」を意識する文化に変わっていってほしいものです。
・①まず、激烈なつわりを経験し、「どんなに仕事をしたくても、どう頑張っても仕事ができない」という状況を経験したことで、他人の家庭の事情に対する理解度が深くなった。仕事において、他人の過程の事情を尊重できるようになったと思う。
②今まで6時に帰宅なんて考えられなかったが、頑張って6時に終わらせる工夫ができるようになった。時間管理は向上したと思う。③ただ、子どもを産んだら、「仕事よりも子ども!」となるかと思っていたが、意外と変わらず、そんな自分に逆に驚いている。仕事量は変わらない(むしろ増えてるかも)。(2005年経済学研究科卒)
・子どもを産むまではそれほど子ども好きではなく、どんな母になるか心配だったが、想像以上にかわいく、こんなに大変なのに2人目が欲しくなったのにもびっくり。仕事も以前と比べればかなり労働時間を減らしているが、出産前と比べてオンとオフの区別がはっきりしたので、必ずしも仕事量そのものが激減しているわけではないと思う。(2003年医学部卒)
育休が明けてほっとしたり、仕事の大事さに気づいたりするケースも(1日子どもといるのって、ものすごく疲れます! 専業主婦すごい!)。
・自分は仕事が本当は好きだったのだということに気づかされた。(1995年教養学部卒)
・子どもを産む前は、子育てが一段落するまでは非常勤で細々と仕事を続けられればよいと思っていたが、育児をしながら研究を進めていくうちに、バリバリと働きたい気持ちも出てきた。(2006年教育学部卒)
・多少のことでは動じなくなった。仕事上はやりがい重視で収入はあまり重要視していなかったが、子どもを産んでからは、おカネも大切だと思うようになった。また、貴重な時間をやり繰りして全力で仕事している以上、パフォーマンスに見合った見返りがほしいと思うようになった。(2007年法学部卒)
人生が豊かに
そして……これから産む人には朗報でしょうか。ワーキングマザーは仕事がらみでは悩む場面も多いのが現状ではありますが、総合的には、子どもを持つことに対しては非常にポジティブな回答が多かったのです。
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