価値観激変!東大ママが産後に見る"新世界" 産んで幸せ?それとも…?

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うんうん。子どもを産むと優先順位が変わりますね。ただ、そのために働き方を変えないといけないのは、仕事にすべてをささげるようなもともとの働き方が長時間でハードすぎる、という背景があると思います。

大企業でバリバリ働いていた総合職の女性が、出産後に仕事への意欲調整をせざるをえない状況については、詳しくは東大ママ門立ち上げ人・中野円佳『「育休世代」のジレンマ』をぜひ読んでください。

・1人目の育休中までは深夜まで預けて働くつもりだったが、家庭で子どもに接する時間も必要だと思えるようになった。(2005年文学部卒)
・仕事第一ではなくなった。(2007年法学部卒)
・結婚・出産前は子どもを預けて長時間勤務することになんの抵抗も感じていなかったが、実際に離職した後、出産し、子どもとべったりの生活を数年続けると、子どもに負担をかけてまで働きたいと思わなくなってしまった。(1999年法学部卒)

産む前は想像がつかないんですよね……。職場の環境、仕事のやりがい、子どもの反応により、仕事への気持ちは揺れ動きます。

・子どもがいても頑張り続けていい、という自負と、子どもに対してやってやりたいことについては時間をかけないとやってやれない、という事実との相克に悩んだことで、いい意味であきらめが身に付いたように思う。(2004年法学部卒)
・前職の会社は、妊娠を機に退職した人は1人もおらず、子どもは育休後は保育園にフルタイムで預けるのがスタンダードだったため、自分も何も疑問を抱かず、幼い子どもを預けて復帰した。でも実際にそれを経験してみると、子どもは親と一緒にいたいのだということをひしひしと感じ、在宅で働けるフリーランスに転職する道を選んだ。子どもがこんなにも親と一緒にいることを必要としている、という点が、産む前と産んだ後の認識で違う点。(2003年文学部卒)

一般的には子育ては2~3年で落ち着くものと思われがちですが、実際のところは思春期になるくらいまで悩みは尽きなさそうです。

仕事の質が上がった

一方で、効率性を中心に、仕事へのポジティブな効果を挙げる声もありました。

・仕事のやり方が変わった。徹底した効率化をするようになった。(2003年卒、学部未回答)
・仕事をするという意味を考えるようになり、私にしかできないことは何かと考えるようになった。また効率もかなり上がった。(2001年経済学部卒)
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