【産業天気図・ガラス・土石製品】セメントは内需半減の厳寒期、ガラスも国内は低調、冴えない天候続く

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10年10月~11年3月 11年4月~9月

ガラス・土石製品(セメント)業界の景況感は、2011年9月まで終始「曇り」にとどまりそうだ。

セメントの国内需要は10年度は4045万t。直近のピークだった1996年度の8241万tに比べ約2分の1になる見通しだ(セメント協会推定)。この数値はセメント業界が内需の下限と見ていた5000万tをも下回る。このため首位の大平洋セメントや3位の住友大阪セメントは、10年度上期に約25%の生産削減を行い、設備の稼働率を高めることで、収益の改善を図っている。

11年度は政府の補正予算の効果も期待され、住宅着工件数も回復しているが、工場、大型商業施設など設備投資関連が低迷しており、「横ばいを想定して経営するしかない」(大手首脳)という状態。

このため、「11年度は構造改革で30億円を捻出し、利益を出す」(住友大阪セメント)など構造改革の手を緩めない方針だ。一方で、首位の太平洋セメントは米国に大きな事業基盤を持つが、需要が増加しているベトナムなどアジアの事業を拡大し、内需の低迷という難局を乗り切る方針だ。

一方、ガラス業界も国内需要は低調だ。建築・自動車用の板ガラスの国内生産は直近のピーク値である3184万箱換算に比べ、09年は1928万箱換算と40%減少している。国内建築用の減少や、自動車の海外生産の移転などが原因である。

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