【産業天気図・ガラス・土石製品】セメントは内需半減の厳寒期、ガラスも国内は低調、冴えない天候続く

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 ただ、首位の旭硝子に限っては高収益を維持している。原動力は板ガラスに含まれない液晶パネル用ガラス基板の需要が世界的に高成長しているため。旭硝子は液晶用で米国コーニング(推定シェア50%)に次ぐ30%の推定シェアを持ち、製造面でもフロート法を採用していることから、コーニングより高い利益率を誇る。

現在、液晶用は今年の夏場の品不足ぎみの局面から比べると、生産調整しているが、旭硝子では、「世界的に液晶テレビは普及期にあり、2012年までは年率20%で伸びる」(石村和彦社長)と強気の予想をしている。旭硝子では、11年第1四半期から、「液晶用の生産調整は終わる」と見ており、2011年12月期も増収増益を見込む。

業界2位の日本板硝子は英国ピルキントン社の買収により、欧米を中心にする海外の売り上げが80%を占める事業構造に転換した。さらに、日本板硝子は液晶パネル用ガラス部門を持たないことから、旭硝子に比べて収益力は見劣りする。ただ、世界的に実施した人員・設備の削減や低水準ながら欧米で板ガラス需要が戻り、10年度は黒字転換する。11年度も回復傾向は続く見込み。
(内田 通夫=東洋経済オンライン)

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