ボーイングが最新型機B787の納入を7度遅延、下請けニッポンの苦渋


 ボーイングは新型機787では生産・開発の外注比率を拡大。負担軽減を狙ったものだが、結果的に、国内外に分散させすぎ、管理が不十分になったことで遅延につながったことは否めない。そのため、今回の反省を踏まえ、ボーイングが内製比率を再び上げる可能性も浮上している。

そうなれば、困るのはほかでもない日本メーカーだ。ボーイングとの取引拡大は長期的に大きなビジネスチャンスであり、「遅延問題でボーイングを刺激したくない」という本音も見え隠れする。787の“呪縛”はしばらく解けそうにない。

(柿沼茂喜 =週刊東洋経済2010年12月25日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

Photo:MilborneOne Creative Commons BY-SA
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