新婚なのに元気がない「晩婚さん」を救え!

「結婚したらバカはできない」という呪縛

なんだかほほ笑ましい光景である。独身時代の梶原さんは今どき珍しい「肉食男子」であり、女性にも積極的にアプローチして成果を出すことも多かった。結婚生活での梶原さんはむしろ「しっかりものの女房役」であり、仕事はできるけれど生活力が欠けている奥さんを支えている。梶原さんはこの現実に戸惑いつつも楽しんでいるようだ。

ではなぜ元気がないのか。聞いてみると、「友達付き合いが減ってしまった」と、かわいい答えが返ってきた。独身時代は都心のマンションに住み、屋上を利用してBBQなども催していた梶原さん。人の輪の中にいることが好きなタイプなのだ。結婚してからは奥さんの勤務先近くの郊外へ引っ越した。

「最初の頃は友達を呼んだりもしていたのですが、(都心から)遠くて坂道がキツイのがいけないのか、あまり来てくれなくなりました。僕が外にひとりで行こうとすると彼女が『えー、また行くの~』なんて言うんです。でも、奥さん連れで遊びに来る男ってうっとうしくないですか? 僕も彼女の友達に会ったりしますが、頭がいい人が多いのでバカ話ができません。結婚とは我慢だと思います。(左薬指の指輪を見せて)これが我慢の象徴です」

と言いつつも、夫婦での会話が楽しくないわけではない。映画をはじめとするサブカルチャーの趣味は合うし、外食や旅行にも一緒に行ける。留学経験もある奥さんは英語が堪能なので、海外旅行では心強い存在らしい。

解決法…「妻と無二の親友になれ!」

たまには友達とバカ話がしたいという梶原さんに、下ネタを振ってみた。子どもがほしいというがセックスはどれぐらいしているのか。

「3年も付き合ってから結婚すると、セックスレスぎみになっているので大変ですよ。『今夜しかチャンスがない!』と嫁に言われると、僕はリビングでAVを見てから寝室に駆け込んでいます。あまりハードなものを見ると嫁に引かれるので、古いAVを選んでいるのですが、それではなかなか興奮しないので困りますね。(妊活のための)クリニックにも夫婦で通っています。バイアグラのような薬を処方してもらうのですが、すごい効果ですよ。中学生時代に戻ったようになります」

AV鑑賞のくだりは確かに笑えるが、目的も状況も真剣そのものなので哀愁が漂う。合コンを繰り返して、さまざまなモテ理論を開発していた頃のようなバカな笑いとは縁遠い。

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