川崎希・アレク「いつか子どもに受精卵の写真を」 体外受精で2児出産「病院通い」のルールとは

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――ブログに書くようになって、何か変化はありました?

川崎:経験者の人から応援メッセージが届いたりするのがうれしかった。あとは仕事のときに、「この日に病院行くので休みます」と言いやすくなりました。仕事先の人にも言いづらいと思うんですけど、言うとスケジュール調整がラクになりますよね。

――2人のお子さんにはいずれ話そうと思われていますか?

「治療は夫婦で行うもの」をまさに実践されていた2人(東洋経済オンライン編集部撮影)

アレク:別に特別なことだと思わないから、普通のことというか。

川崎:そうそう。体外受精じゃないと見られない写真を持っていたりするんですよ。例えば、受精卵の写真。普通の妊娠だとないじゃないですか。「卵の状態からの写真があるんだよ」って見せてあげるのも、神秘的でいいんじゃないかなと思っています。

――素敵です。アレクさんは受精卵の写真を見たとき、どう思いました? 

アレク:写真見てですか? Tシャツにしたいな、と。

1人目の出産半年後に2人目の治療を開始

――2人目も迷わず体外受精を選択されましたか?

川崎:1人目が自然妊娠や人工授精が難しく、妊娠するまで4年近くかかりました。それで、2人目も難しいかもしれないと思って、1人目を出産して半年後、生理が始まってすぐに体外受精の病院に行きました。

アレク:1人目を出産した数分後に先生に聞いてたもんね。

川崎:「次いつから治療していいですか?」ってね。

アレク:先生もびっくりしてたね(笑)。

――1人目と2人目では治療の期間は違いましたか?

川崎:体外受精の回数は、2人目のときのほうが多かったと思います。何回ぐらいだろう……。私、わざと数えないようにしていて。数えると「何回やったのにダメだった」ってなっちゃうので。でも1人目は体外受精が2回で、2人目はその倍以上は行ってるんじゃないかな。

――4月から不妊治療が保険適用になります。

川崎:うれしいですね。不妊治療は1回がすごく高額なので、回数を制限したりすると思うんですよ、1年に何回までにしようとか。でも、お金のことを気にしなくなれば、不妊治療に進む人が増えるんじゃないかな。

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