川崎希・アレク「いつか子どもに受精卵の写真を」 体外受精で2児出産「病院通い」のルールとは

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これから不妊治療を始める人へ

――これから不妊治療を始める人へ、アドバイスはありますか?

川崎:せっかく子どもをつくるためなのに、夫婦でケンカしちゃうのはよくないなと思っていて。インターネットで調べすぎるのも、よくない気がします。人と比べたりすると、精神的にもよくないのかな、と。

アレク:やっぱり、男の人は誠実じゃないとダメですね。

川崎:それ、関係あるの?(笑)。

アレク:関係ないか(笑)。それと、やっぱり女性のご機嫌はとったほうがいいですよね。どうしても女性のほうがイライラすると思うんです。いつもより気を遣って、花を買ったり、コンビニで新作のデザートを買ったり、マッサージしたり、掃除を頑張ったりしたほうがいいと思います。

川崎:あと、治療をしているときに、ほったらかしにされるのも困っちゃうし、ずっと「次の治療はどうするの?」と聞かれすぎても困る。アレクは、ほどよいのがよかったのかなって思っています。私も「今日こんな治療をする」とか、そこまで細かくアレクに言ってなくて、採卵とか、移植とか、大事なイベントのときだけ伝えていました。

乾杯ショット(写真:川崎希さん・アレクサンダーさん提供)

――病院や医師との付き合い方はどうでしょう。

川崎:私は医療に関して詳しいわけではなくて、このお薬処方してほしいとか、そういうのもまったく知識なかったので、「お医者さんの言われたとおりにやります」という感じでした。

アレク:ネットとかにいろいろと書いてあると思うんですけど、希は先生の言うことを聞くタイプ。誰よりも先生のほうが正しいでしょ、みたいな考え方だよね。

川崎:結果的に私はあまり薬を使わない病院を選んだんですが、自分がピンとくる病院を選ぶとよいと思います。ただ、どういう治療が自分にあっているのか判断が難しかったりするので、信頼できる機関からの情報がもっとあればいいのに、と思いますね。

――3人目も体外受精でトライしようというお考えはありますか?

川崎:そうですね。今は治療をお休みしていますが、すぐに3人目ができたらいいなって思っています。

アレク:子どもは大変なんですけど、かわいいので欲しいです。

川崎:多いほうが賑やかでいいもんね。

(4日目第1回はイモトのWiFi運営企業が「不妊治療」参入の大波紋

市岡 ひかり フリーライター

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いちおか ひかり / Hikari Ichioka

1984年神奈川県生まれ。中央大学法学部卒。時事通信社内政部記者、宣伝会議『広報会議』編集部、朝日新聞出版『AERA』編集部を経てフリーランス。テレビ、ドラマ、ラジオ、舞台、映画などエンタメ分野のほか、働き方、ジェンダー、子育てなどをテーマに、雑誌、ウェブメディアで執筆中。

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