【3日目のそのほかの記事】
第1回:不妊治療中の女性を苦しめる「会社の余計な配慮」
第2回:禁欲期間長いと妊娠率低い「男性不妊」意外な盲点
希さん25歳、アレクさん30歳で治療開始
――不妊治療を始めたきっかけは何だったのでしょう。
川崎希さん(以下、川崎):子どもは夫婦とも欲しかったんですけど、アレクはいつかできたらいいな、くらいで。でも、私は結婚してすぐに欲しくて、結婚後半年くらいで産婦人科に行きました。タイミング法では難しかったので、私が25歳、アレクが30歳の時に人工授精の病院に行きました。
――当時、焦りはありましたか?
川崎:やっぱりすぐに子どもができる人もいるので、なかなかできないとあれ?難しいのかというのは気になりました。
――治療を始める前に、お2人で何か話し合われたりしましたか?
アレクサンダーさん(以下、アレク):夫婦で相談して決めたというより、のんちゃん(川崎さん)がパパパッと。いろいろなことを決めちゃう性格なので(笑)。
川崎:そうだね(笑)。最初、人工授精の病院に半年以上通ったんですが、希望が見えるタイミングがなくて、何回続けても「これは妊娠できないんじゃないかな」と早い段階から思いました。それで総合病院に転院していろいろ検査して。でも、原因がわからなくて、総合病院ですすめられた体外受精の病院に行くことにしました。
――体外受精に進むときは、どんなお気持ちでしたか?
川崎:人工授精をしていた時は「体外受精って大変そう」ってイメージがあったんですが、行ってみたら普通でしたね。
アレク:僕は、最初にのんちゃんから体外受精の話を聞いたときは、「え? 何それ?」って感じでした。
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