データセーバーから除外するための設定は、データセーバーの画面で「モバイルデータの無制限利用」をタップ。適用を除外するアプリを選んで、ボタンをオンにすればいい。標準状態でも「Carrier Services」と「Google Play開発者サービス」がオンになっているが、これは各アプリが参照するためのアプリで、影響範囲が大きいためだ。LINEやメッセージアプリなどを、ここでオンにしておくようにしたい。
Chromeのデータ通信量を抑える
Androidは、標準アプリの中にも、データ通信量を抑える設定が用意されているものがある。ブラウザーアプリのChromeは、その代表例だ。同アプリには「ライトモード」と呼ばれる機能があり、オンにすると最大で60%のデータ使用量を抑えることが可能になる。グーグルの用意したサーバーを経由することで、データを圧縮するというのがその仕組みだ。そのため、一部サイトではページが使用できなくなってしまう可能性もある。オン・オフは適宜切り替えるようにしたい。
データ容量が小さくなる副次的な効果として、受信が速くなるのもユーザーにとってのメリットだ。日本の場合、各キャリアのネットワークが充実していることもあり、恩恵を感じにくいかもしれないが、通信が混み合っている場合などに効果がある。特に格安SIMの場合、時間帯によっては通信速度が低下することもあるため、ライトモードは一石二鳥な機能と言えそうだ。
設定するには、まずChromeを開いてから、設定をメニューを開き、「設定」をタップする。設定メニューの下に「ライトモード」という項目があるため、ここをタップ。スイッチをオンにすることで、ライトモードが有効になる。また、このページには、削減したデータ通信量が統計情報として表示される。
試しに東洋経済オンラインのトップページを読み込んでみたところ、データ使用量が2.12MBで、合計すると260KBのデータ容量が削減できたことがわかる。削減量は10%程度とわずかだが、チリも積もれば山となる。ブラウザーは利用頻度が高く、効果が出やすいうえに、設定も簡単なため、ぜひ試してみることをお勧めしたい。ほかにも、アプリ単位でデータ通信量を削減できることがある。データ容量を節約するためには、小まめな設定の見直しが肝心だ。
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