張り合わずにはいられない相手
先日、大学の後輩(A君とB君)と一緒に話していたときのこと。ふたりはそれぞれ頭がよく、コミュニケーション能力も高いナイスガイ。先輩である僕への気遣いも手慣れたもので、楽しく話すことのできる人たちです。
ところが、彼ら同士で話し始めると、なぜかとたんにギスギスとした空気が漂い始めます。
言葉遣いも乱暴になり、相手をからかうような、くさすような発言が目立つように。トークも空回りぎみで、聞いている周囲の人間もソワソワと戸惑いを隠せません。
かといって仲が悪いかというとそうでもなく、別の機会に互いの評価を聞いてみると「あいつはすごいやつですよ」と賞賛するので、ますます首をかしげることに。
このように、同期入社(入学)、あるいは同年齢の相手というのは、男性にとってとても特殊な存在となります。
力関係がわからないと、一言も話せない
縦社会を重んじる男たちは、先輩や上司、後輩や部下への対応は、実に見事なものです。上に対しては敬語と礼節を崩さず、下に対してはフランクさと父性で接する。これは長年の間にすり込まれたもので、実に自然。
ところが同期は「上下」が定まっていない相手なので、とてもやっかいなわけです。
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