そんな女たちにとって「仲間」は、優劣をつける存在ではなくむしろ「抜け駆けを許さない存在」。
小学校の頃からなにかとグループで行動し、高い社交性を育んできた彼女たち。「何をするにもいつも一緒」というのが、彼女たちにとって最も望ましい状況です。
仲間と思っていた女の子が先に結婚すれば「先を越された」と嘆きますし、職場でも、目立ったことをして仲間外れにされるよりはと、昇進をためらいます。
「男の横の男」「女の横の女」をケアすべし
まとめると、上下関係をはっきりさせたい男たちにとって、同期というのは扱いに困る相手であり、横の関係を保ちたい女たちにとって、近い年齢・年次の人はみな「仲間」であり、目立ったり抜け駆けをしてもらっては困る相手ということ。
ですから、同期同士の男性社員たちを前にして、どっちが出世しているか、どっちが仕事ができるかを話題にするのはタブーです。
逆に、同じ立場・役職の女性社員たちを前にして、誰かだけの仕事ぶりを褒めると、かえって迷惑がられる結果に。そんな「どうでもいいこと」でほかのメンバーと差をつけてもらっては、日々の付き合いに歪みが生じて困るからです。
目の前の相手だけでなく、「相手の横にいる人」までケアできてこそ、一流の人付き合いと言えるでしょう。
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