(取り調べでの恫喝が)常態化していたとは思えないが、批判を受けても仕方がない面もある--伊藤鉄男・最高検次席検事

(取り調べでの恫喝が)常態化していたとは思えないが、批判を受けても仕方がない面もある--伊藤鉄男・最高検次席検事

最高検察庁の伊藤鉄男次席検事は8日、大阪地検特捜部関連で記者団の取材に応じた。最高検は5日から連日取材に応じている。郵便制度悪用事件の大阪地裁公判で供述調書12通が証拠不採用となった異例事態を受け、「取り調べでの恫喝は常態化しているのではないか」というフリージャーナリストの岩上安身氏の問いかけに対して、伊藤次席は「常態化していたとは思えないが、批判を受けても仕方がない面もある」とコメント。
 
 「目標としている年末までの検証期限を守りたい」という条件付きながら、証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部主任検事、前田恒彦容疑者(43)の一連の事件として、今回の証拠不採用となった供述調書も、検証の対象とする考えを示した。

前特捜副部長の佐賀元明容疑者が求めている「取り調べの可視化」については、「法務省が勉強会で(法制度の改正を)検討しているので、(検察庁が)うんぬんするのは適当ではないが、検察として何かできることはないか考えている」とする一方、「可視化をやるのなら一斉にやるべきで、特別に一部のヒトにやるということはない」と、本件での可視化の可能性を否定した。

これまでの取材対応を以下にまとめてみた。

初日の5日は伊藤次席と池上政幸刑事部長が対応。佐賀容疑者が可視化を求めていることについて、伊藤次席は「自分の時だけ可視化かよ、と。立派な検事なんだから、自分を守るすべを知っているはず。心配はないですよ」と考えを述べた。

2日目の6日は伊藤次席のみ。
 
 「捜査の決裁をしている最高検が大阪地検を客観的に捜査したり検証したりできるのか」との質問に、「そういう意見を不自然とは思わない。私も決裁をした一人。捜査や検証の結果を見て批判をしてもらいたい」と回答。「大阪地検が捜査メモを廃棄したのは偽証罪や公文書毀棄、証拠隠滅に当たるとする告発状を受理したか」との問いには、「受理している」と対応した。

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