(取り調べでの恫喝が)常態化していたとは思えないが、批判を受けても仕方がない面もある--伊藤鉄男・最高検次席検事
「最高検には公務員の職権を濫用した刑事責任があるのでは」との厳しい問いには、「告発状を受けて真相解明の手続きが取られる。今は、最高検に(捜査が)及ぶことは想定されていないが、法と証拠に従うのが一般原理」と説明した。「時限爆弾という言葉は出てこない、というが、刑事部長も同じ考えか」との問いには、「証拠の中身や供述の内容に触れることは答えられない。報道機関は根拠を持って報道されていることだろうと思う」とかわした。
「3人の容疑者の態度は真摯なのか、それとも黙秘を貫いているのか」との問いにも、「態度も、究極的には供述の内容に触れることなのでお答えすべきではないと思う」とした。厚生労働省の村木厚子元局長への謝罪については、「控訴を断念し上訴権を廃棄したときに、申し訳ないと申し上げたが、今回の検証や捜査の結果をみて、さらに適切に判断されること」と、追加謝罪の可能性に含みを残した。
4日目の8日については上述のとおり。
(山田雄一郎 =東洋経済オンライン)
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