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8代目ゴルフのディーゼルに乗って悟った超進化 技術磨き上げ、とことん心地よい「完全な黒子」に

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高速道路ではこの燃費数値(筆者撮影)

さらに、「アイドリング時はディーゼル特有の甲高い燃焼音が若干気になる」としていた従来型に対して、新型は甲高い燃焼音が少ない。加えて8代目となってゴルフは遮音性が大幅に高められたことから車内への透過音も少なく、これも上質な走行性能に一役買っている。

8代目ゴルフは登場当初、評価が分かれた。ドイツらしい割り切りがなされたと質実剛健な側面を支持する声がある一方で、圧倒的な質感と完成度を誇っていた7代目に対して、大きく質感が下がったと言われた。

一方、インテリアではクリーンで広々とした視界のデザインが好意的に採り上げられ、静電スイッチと物理スイッチを効果的に組み合わせるなど新しい取り組みが行われたHMI(Human Machine Interface/人と機械の接点)も注目された。

筆者もこの新しいHMIを高く評価するが、静電タッチで行うエアコンの操作部にも夜間照明があればさらによかったと思う。夜間の試乗中、位置がわからず、わざわざディスプレイにエアコンパネルを表示させて操作することが度々あったからだ。

フォルクスワーゲンでは、手を掲げただけで反応するジェスチャーコントロール機能をすでに実用化していることから、それを応用し、手を伸ばした時だけスイッチ部分に照明がともるとずいぶん使い勝手が良くなると感じた。

内燃機関をモーターのようなトルク特性に近づけた

パワートレーンにも新しい考え方が導入された。ガソリン、ディーゼルともに黒子に徹し、内燃機関のトルク特性を電動モーターの体感値に近づけた、こう筆者は解釈した。これはフォルクスワーゲンのBEV(電気自動車)である「ID.シリーズ」に対する予行演習にもつながるだろう。

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もっとも、マジメ路線だけではつまらない。よってフォルクスワーゲンでは8代目ゴルフにもスポーツモデルである「GTI」(466万円)をラインアップした。直列4気筒2.0Lガソリンターボは245PS/370N・mを発揮する。駆動方式は前輪駆動だ。

新たなトルク特性となった2つのガソリンモデル、どこからでも反応する2.0Lディーゼル、そしてスポーツモデルのGTI。さらにステーションワゴンボディをもラインアップするゴルフ。見た目やカタログの数値以上に個性がとても強かった。その上で、ゴルフにもっともふさわしいパワートレーンは今回試乗したTDI。これが筆者の出した結論だ。

筆者No1に推すTDI(筆者撮影)

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