ホンダ「4代目フィット」乗ってわかった実力

2020年の国内コンパクトカー市場は激戦に

ホンダが2月14日に発売する4代目となる新型フィット(写真:ホンダ)

4代目となるホンダ「フィット」がいよいよ2月14日に発売される。1.5Lのハイブリッドモデル、1.3Lガソリンモデルの2本立てだ。現時点、ホンダのWebサイトでは簡易的な情報が掲載されているのでご存じの読者も多いと思う。また、2019年秋に開催された「東京モーターショー」のホンダブースでは実車が10台近く展示されており、実際に乗り込むこともできた。

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同会場では、新型フィットを大勢の説明員が囲い込み、来場者の疑問に口頭や手持ちのiPad画面を見せながらフィットの全容をつぶさに伝えようとする積極的なアピールがなされていた。

新型フィットが発売される4日前の2月10日にはトヨタが「ヤリス」を発売した。ともにコンパクトカークラスを代表する車種だ。ヤリスを名乗る新型は1999年の初代登場時からこれまで国内では「ヴィッツ」として販売されていた。今回、車名を改め、初代から海外モデルで使われてきたヤリスに統一し勝負をかける(ヤリスの開発者インタビューはこちら)。

いずれにせよ激戦である2020~2021年のコンパクトカークラスには、日産「ノート」の新型が早々に加わるとの噂もあり、まさしく”三つ巴”となる。

進化するハイブリッドモデル

今回、4代目の発売に先立って新型フィットの試験車両(プロトタイプ)にホンダのテストコースで試乗できた。そこではハイブリッドモデルとガソリンモデルの違いを細かく確認しつつ、3代目フィットのハイブリッドモデルも用意されていたことから、そちらとの比較試乗も行えた。

最初に試乗したのは新型のハイブリッドモデル。直列4気筒1.5Lエンジンに、走行用と発電用の2モーターを組み合わせたシリーズハイブリッド方式だ。2代目フィットにはフィット初のハイブリッドモデルとして、オルタネーター一体化型モーターの「IMA方式」を、3代目フィットでは7速化されたデュアルクラッチトランスミッション内に駆動/回生を受け持つ1モーターを加えた「i-DCD方式」をそれぞれ採用してきたわけだが、4代目には2モーター式の「i-MMD方式」が用いられた。

2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」(筆者撮影)

i-MMDはすでにホンダの複数モデルに使われているなじみあるシステムで1.5Lのほかに、2.0Lエンジンとの組み合わせも存在し、1.5Lエンジン版はハイブリッド専用モデル「インサイト」や、高出力モーターを搭載した「クラリティPHEV」にも搭載される。細かいことだがこの2モーター式のハイブリッドシステムは、メカニズムは同一ながら、新型フィットから商品紹介のうえではi-MMDと言わず、「e:HEV」(イーエイチイーブイ)と呼ぶそうだ。

フィットのe:HEVは構成上、前述したインサイトのパワーユニットに準じているが、よりコンパクトなフィットのエンジンルームに主要部品を納めるために前後長を短縮するなど専用設計が施されている。

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