感染爆発中でも北京五輪に期待できる5つの理由 「史上最も関心が低い」と言われつつも盛り上がる

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もともと冬季オリンピックのアスリートたちは、「メダルを獲りたい」だけでなく、「マイナー競技だからアピールしたい」というハングリー精神が強いだけに、より応援のしがいがあるのではないでしょうか。

羽生結弦、平野歩夢らの大技挑戦

最後に5つ目の理由は、世界中が注目する新技への挑戦。

まずフィギュアスケート男子の羽生結弦選手は、前人未到の大技・クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦することが期待されています。

オリンピック連覇中のうえに、クワッドアクセルへの挑戦もあり、現地でも羽生選手の人気が沸騰。中国語の本が発売されたほか、中国在住アーティストが歌で応援し、スーツケースを映したネット動画だけで盛り上がるなどの“羽生フィーバー”が起きているだけに、新技を成功させたら金メダルと同等以上の盛り上がりを見せるのではないでしょうか。

一方、スノーボード男子ハーフパイプで2大会連続銀メダルを獲得した平野歩夢選手は、昨年12月19日に国際大会でトリプルコーク1440(縦3回転、横4回転)を成功。こちらも前人未到の大技であり、オリンピックでも世界初の成功者となることが期待されています。

さらにスノーボード女子ビッグエアの鬼塚雅選手も、女子で初めてキャブダブルコーク1260(縦2回転、横3回転半)を成功させ、北京オリンピックでその再現を狙っていますし、スノーボード男子ビッグエアの國武大晃選手(19歳)も、前人未到のバックサイドクワッドコーク1980(横4回転、縦5回転半)に挑むことを明言しました。

冬季オリンピックはもともと「芸術性の高い競技が多い」と言われていましたが、これらは選手生命を懸けた凄みを感じさせる挑戦だけに、間違いなく盛り上がるでしょう。

木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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きむら たかし / Takashi Kimura

テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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