心の病を抱える48歳女性に53歳男性が伝えた「愛」 結婚とは?夫婦とは?条件だけでは決まらない

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「心の病気を患っている」と正直に伝えた婚活中の女性に、男性は「愛」で応えてくれました(写真:hirobirock/PIXTA)
婚活で結婚していくことが、なぜ難しいのか。それは、最初に条件が提示されるからだ。自然に出会って相手を好きになっていれば、あとから不利な条件が出てきても、目をつむることができる。
ところが、相手の人柄を知らないうちに、まずはプロフィールが提示されるお見合いでは、付き合い出した初期段階で相手との相性を見ながらも、どうしても条件を厳しくチェックする目が働く。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。お見合いで出会って交際がスタートしたあとに不利な条件がわかったとき、相手はどんな反応をするのか――。
その反応は人によって異なるだろうが、今回はそこから結婚とは何かを一緒に考えてみたい。

大学を卒業後、有名メーカーで働くきみえ(31歳、仮名)が入会面談にやってきた。大手結婚情報センターで1年間、婚活をしていたのだが、「なかなかいい結果が出なかったので、活動場所を変えたい」とのことだった。

条件を知ったうえでお見合いをしたい

「今、活動しているところは家族のプロフィールの表示がないんですね。家族がどんな学歴か、どんな仕事をしているのか、事前にわかったほうがよい気がしたんです。仲人型の結婚相談所は、家族のプロフィールも出ていると聞いたので」

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確かに、私が所属する結婚相談所連盟のプロフィールには、家族欄があって、親、兄弟、再婚の場合は子の有無と、それぞれの年齢、学歴、仕事などを記入する欄がある。

そして、そこを重要視してチェックしている婚活者たちもいる。そういう人たちは、結婚候補者になる相手の育った背景が見たいからだ。家族全員が大卒、医師の家系、あるいは親の職業に弁護士や大学教授などと記されていれば、経済的にも豊かで、教育にも熱心だった家族のもとに育ったことがわかる。

きみえは、言った。

「一度、真剣交際に進もうかと思った人がいたんですね。そうしたら、弟さんが高校で不登校になって、その後、大学に行ったけれど、中退。20代半ばになるというのに、定職にも付かずに家に引きこもっているというんですよ」

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