享年33歳の彼女が記す「日本一長い遺書」の重み 大量吐血の後、余命2カ月でつづった覚悟のブログ

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ある女性が残し、放置状態になっている悲痛なブログ(筆者撮影)
故人が残したブログやSNSページ。生前に残された最後の投稿に遺族や知人、ファンが“墓参り”して何年も追悼する。なかには数万件のコメントが書き込まれている例もある。ただ、残された側からすると、故人のサイトは戸惑いの対象になることもある。
故人のサイトとどう向き合うのが正解なのか? 簡単には答えが出せない問題だが、先人の事例から何かをつかむことはできるだろう。具体的な事例を紹介しながら追っていく連載の第6回。

文面と行間から吹き出る激烈な感情

自分がガンになったことを告げても、保険金のことしか話さない母のいる気持ちを、知っていますか。
自分がガンになったことを知って、私名義のマンションから立ち退き要求の調停を起こす元夫がいる気持ちを、知っていますか。
(略)
生涯
誰にも 何にも
頼ることができない孤独を 知っていますか
(『日本一長い遺書』ある日の日記より)

死を迎えるときは、心にわだかまりを残さず、やりきった感情に満たされるのが理想ではないだろうか。けれど、自分ではどうしようもできない悔しさや怒り、悲しみを抱えざるをえないケースも少なからずある。そして、その思いがそのままネットに残り続けることもある。

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ある女性が残していったブログがある。冒頭のような激烈な感情を込めた日記が1カ月のうちにいくつも投稿され、亡くなって10年以上経った現在も当時のまま残っている。亡くなる前後の一時期は友人が管理を代行していたが、2010年2月の最終投稿以降はコメント承認などの作業をした痕跡がない。管理人にメッセージを送っても返信がない状況が少なくとも6年前から続いている。廃屋に近い状態といえるかもしれない。が、残された文章と感情は経年劣化していない。

そっとしておくべきかもしれない。けれど、世の中に向けて放った声があるのなら耳を傾けてもいいのではないだろうか。

女性がブログに記事を投稿したのは2009年6月25日から7月29日までの間だ。このブログがどういう意図でなぜ書かれたのかは、その28本の投稿を読み込むと見えてくる。

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