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謎企業「アイレン」独自の垂直統合モデル。ビットコイン採掘からマイクロソフトのAIパートナーに

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AIの爆発的な普及は、その計算処理を支える「データセンター」と「電力」への膨大な需要を生み出しています。AI時代特有のボトルネックを逆手に取り、有力なプレイヤーとして浮上しているのが今回紹介するアイレン(NASDAQ:IREN)です。

本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください

アイレンが元々手がけていたのは、ビットコインのマイニング(採掘)事業。ところが近年は、その過程で確保した広大な土地と大規模な電力供給力という資産を活用。AI向けの計算資源を提供する「AIクラウドサービス」へと舵を切りました。

2025年秋、アイレンはマイクロソフトとの大規模なAIクラウド契約を発表。契約総額は97億ドルに上り 、巨大IT企業のAI戦略を支える重要なパートナーとして選ばれたことを示しています。株式市場における評価もうなぎのぼりで、株価は2025年4月以降、一時は十倍以上に膨らみました。

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