「ネットに多い陰謀論」一瞬で見抜ける簡単3秘訣 「普通の記事」にも「デマ」がある!見分け方は?

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ウェブのメディアは無数にあり、信頼できるメディアもあれば、「陰謀論」ばかり書いているあやしげなメディアもあるのが現状だ。

数多くのメディアを読み解いてきた経験から、「陰謀論」を見抜くために次のようなポイントがあると私は考えている。

【1】「『邪悪な力』が物事を動かしている」と訴えていないか

たとえば、ツイッターで自分と異なる思想や意見の人を見つけて「あいつはどこかから金をもらっているに違いない」と書いたり、好きなタレントが何かの番組を降板したことに対して「これは放送局の見えない圧力だ」などと書いたりしているのを見かけることがある。こういった、根拠が不十分な説明に基づいて物事を断定しているものも、立派な「陰謀論」といえる。

「世界は誰かの陰謀によって動かされている」と信じる人は、いまも昔も多く存在するのだ。

陰謀論は何か大事件が起きるたびに出回る

20世紀のはじめ、「ユダヤ人が世界を征服しようとしている」という、おかしな「陰謀論」が出回った。そして、世界的な映画監督から自動車王まで、多くの著名人が騙され、最終的にはナチスのホロコーストの遠因にまでなった。

それ以降も、「アポロ宇宙船は月に行っていない。月面着陸シーンはスタジオのセットで撮影された」「世界貿易センタービルへの同時多発テロは、アメリカ軍の仕業である」など、何か大事件が起きるたびに、あらゆる陰謀論が出回る

普通に考えれば、「荒唐無稽なデマ」なのは明らかなのだが、これらを信じる人は一定数存在しており、その証拠に、たんなる陰謀論でしかない本もノンフィクションやビジネス書の体裁をまとってたくさん刊行されている。さらに、陰謀論をもとにつくられた映画もあり、そういったものがヒットすると、信じる人がますます増えることにもつながる。

先述したように、歴史的事件など大きな次元でなく、日常レベルの小さな次元にも、「陰謀論」は存在しているということに注意して、こういった「陰謀論」には、とにかく近づかないことが大切である。

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