池上彰+佐藤優「SNS、最強の使い方」はこれだ たった「これだけ」で、効率が一気に上がる

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スマホやSNSも「使い方次第」では有益なツールになるのも事実(撮影:今井康一)
あらゆるニュースをわかりやすく「解説」することで国民的な注目を集めている池上彰氏。世界情勢から政治・経済・宗教まで誰にもマネできない鋭い「分析」を出しつづけている佐藤優氏。
2人が膨大な知識を蓄積し、世の中を読み解きつづけられる「知の源泉」は、彼らが毎日実践している「読み方」にある。
2人の「新聞・雑誌・ネット・書籍の読み方」の極意を1冊にまとめた新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』が発売され、早くも13万部を突破するベストセラーとなっている。
「何を」「どう」読めば、2人のように「自分の力で世の中を読み解ける」のか?「知識と教養」を身に付ける秘訣は何か? 新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』の内容を再編集しながら、その極意を紹介していく。

あなたは「スマホ依存」ではない?

『僕らが毎日やっている最強の読み方』は13万部を超えるベストセラーになっている(書影をリンクするとアマゾンのページにジャンプします)

佐藤:最近はビジネスパーソンでも、すき間時間にフェイスブックやツイッターなどのSNSをやっている人が多いですね。

池上:スマホが普及してから、特にその傾向が顕著ですね。電車でも街中でも、とにかくずっとスマホを見ている人は結構な割合でいますから。

佐藤:私もガラケーに加えてアイフォーンも持ちはじめましたが、絶えず持ち歩くスマホは、「ネットサーフィンとSNSの誘惑」が強すぎると感じます。「歩きスマホ」が問題になって久しいですが、危なかろうが迷惑だろうが、「歩きスマホ」をやめられないのは、「ネット依存」「スマホ依存」なわけです。

池上:逆にいうと、「歩きスマホ」をしないのは、時間の使い方にメリハリがついていることの表れともいえますね。東京大学や私が教えている東京工業大学の構内では、歩きスマホをしている学生はまず見掛けません。

佐藤:そういうメリハリのついた使い方ができないと、一流の大学には合格しないということでしょう。そうは言っても、スマホやSNSも「使い方次第」では有益なツールになるのも事実です。では、どう使えばいいのか? 今回は「SNSの3つの罠(わな)」と「上手な使い方」を紹介しましょう。

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