池上彰+佐藤優「最強の歴史学び直し」勉強法

「歴史小説、漫画、教科書、学参」スゴい活用法

ビジネスパーソンが「歴史を学び直す」には、どんな方法がいいのでしょうか(撮影:今井 康一)
あらゆるニュースをわかりやすく「解説」することで国民的な注目を集めている池上彰氏。世界情勢から政治・経済・宗教まで誰にもマネできない鋭い「分析」を出しつづけている佐藤優氏。
2人が膨大な知識を蓄積し、世の中を読み解きつづけられる「知の源泉」は、彼らが毎日実践している「読み方」にある。
2人の「新聞・雑誌・ネット・書籍の読み方」の極意を1冊にまとめた新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』が発売され、早くも13万部を突破するベストセラーとなっている。
「何を」「どう」読めば、2人のように「自分の力で世の中を読み解ける」のか? 「知識と教養」を身に付ける秘訣は何か? 新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』の内容を再編集しながら、その極意を紹介していく。

受験勉強の歴史とは違う

『僕らが毎日やっている最強の読み方』は13万部を超えるベストセラーになっている(書影をリンクするとアマゾンのページにジャンプします)

佐藤:現代人にとって、歴史を勉強することはとても重要なことですよね。社会で起きているさまざまな問題や事件は、歴史的な背景をわかっていなければ正確に理解することはできないですから。

池上:まったくそのとおりです。ただ、私は今でこそ東京工業大学で現代史などを教えていますが、実は私も高校時代は世界史が苦手だったんです。次々に固有名詞が出てきて、「これをひたすら暗記するしかないのか……」と絶望的な気持ちになっていました。今は世界のニュースを扱うようになり、歴史的な背景を知らなければ、現代社会を正確に読み解くことはできないことも実感としてわかるのですが。

佐藤:歴史科目が苦手だというのは、進学校の高校生が使う「世界史B」や「日本史B」の教科書が、「情報の羅列」で読み物としての面白みに欠けるのが問題なんです。

池上:受験勉強でうんざりして歴史嫌いになった人も、相当数いるのではないでしょうか。もったいないことです。

佐藤:では、ビジネスパーソンが「歴史を学び直す」には、どんな方法がいいのか。私たちがおすすめする「歴史の学び直し」勉強法をお話ししましょう。

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