2022年、不調知らずの体を維持する最強の食テク 最も多く摂るべき栄養素は意外なアレだった

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冒頭でお話しした糖質制限に限りませんが、世の中では、特定の食品や栄養素だけをターゲットにした、〇〇はよくない、△△だけ摂ればよい、といった極端なダイエット法や健康食法が流行しがちです。

こういった極端な食事法をあれこれと試すうちに、やがて食生活がある特有のルールで縛られ、心身の健康、あるいは円滑な社会生活に支障をきたすということが少なくありません。これは「オルトレキシア」と名付けられた一種の摂食障害であり、現代病ともいえる問題です。

摂れば摂るほどよい食品や栄養素はありませんし、摂って体の毒となるような食品や栄養素もありません。体内ではさまざまな栄養素が相互に作用しあって機能するので、肝心なのはバランスのよい食事です。

参考にしたいヘルシーな食事の例

一汁三菜の食事構成なら、栄養素のバランスは取れてカロリーオーバーを防ぐことができます。この考え方をおさえておけば、多忙な日の朝食、コンビニご飯や宴席での食事でもヘルシーなものに変えるかとができます。以下に例を挙げますので、参考にしてください。

忙しい日の朝食の例:トースト1枚、ハムエッグ、ミニトマトとレタスのサラダ
コンビニランチの例:おにぎり2個、焼き鳥、カップみそ汁(野菜)
居酒屋でのおつまみの選び方の例:刺身の盛り合わせ、枝豆、梅キュウリ、オクラの浅漬け、鮭茶漬け

(写真:shizuku(左)、mao(右)/PIXTA)
坂詰 真二 スポーツ&サイエンス代表、フィジカルトレーナー

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さかづめ しんじ / Shinji Sakazume

フィジカルトレーナー、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。横浜市立大学文理学部卒。株式会社ピープル(現コナミスポーツ)にてディレクター、教育担当を歴任後、株式会社スポーツプログラムスで各種アスリートのコンディショニング指導を担当する。1996年に独立後、パーソナル指導、トレーナーの育成とともに、書籍、雑誌、TVなど各メディアで健康情報の提供を行う。8万部超えの「やってはいけない筋トレ」(青春出版社)、22万部超えの「世界一やせるスクワット」(日本文芸社)ほか著書多数。公式youtubeチャンネルはhttps://www.youtube.com/@shin.training-channel

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