疲れ抜けず悩む人に急増「主食抜きすぎ」の大問題 食事内容を「見える化」すれば改善策を打てる
季節の変わり目や生活リズムの変化、新生活に会社での異動や昇進……。気づかずに心身ともに疲労が蓄積してしまっているということはよくあるものです。休日をうまく使って休みたいのだけども、なかなか疲労が回復しないまま月曜日を迎えるなんてことも多いでしょう。睡眠時間もそれなりに確保しているつもりなのに、今一つ体調がすぐれない。そんなときにはまず食事を見直すことが王道です。栄養士、フードアナリストで新著『何もしない習慣』を上梓した笠井奈津子氏が、食事の採り方や考え方について解説します。
原因不明の疲労感があるときは食事内容を確認
普通に睡眠を取り、とくにストレスも感じていないにもかかわらず原因不明の疲労感がある……。そんなときは「食事内容」を3日分ほど抜き出して詳しく振り返ることをおすすめします。
食事バランスのよさを見るにはさまざまなチェック法がありますが、判断基準が簡単でシンプルなほど思考と生活にゆとりができるので、私は食事内容を「主食」「主菜」「副菜」の3つで考えています。これは基本中の基本の考え方ですが、基本ゆえに最低限押さえるべきものだともいえます。
分類の仕方は次の通りです。
主食…ごはん、パン、麺など(炭水化物の供給源)
主菜…魚、肉、卵、大豆・大豆製品を主材料とする料理(たんぱく質の供給源)
副菜… 野菜、芋、きのこ、海藻などを主材料とする料理(ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源)
主菜…魚、肉、卵、大豆・大豆製品を主材料とする料理(たんぱく質の供給源)
副菜… 野菜、芋、きのこ、海藻などを主材料とする料理(ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源)
自分の食事内容を3日分ほど記入してみると、不足しているものが一目瞭然で把握できます。疲れや不快症状を改善しようと思っても、それぞれの現状によって最適な食事はまったく異なります。そこで、必ず3日分の食事内容を振り返り、なにが過不足なのかを把握して、バランスが悪いところを調整していくのが大切になります。
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