ちなみに、私の知り合いの「伝説の営業マン」タイプの方々も、やはり新人時代はダメダメのケースが多かったと聞いています。ただし、度重なる失敗を通じて人一倍、物事を考えています。たとえば営業で断られた経験をきちんと次に生かしているのです。
先ほど、できないことを経験するから、将来、成長できると言いましたが、同じですね。成果として花開くまでは長いかもしれませんが、いろいろな経験をして、自分自身のこともよく理解しているので、一度開花するとその勢いは止まらないのです。
そう考えると、周りの力をうまく使いつつも、まずは小さな成功を積み上げるべく努力をしてみる。そして一歩前に出る勇気を持つ、という地道さが求められます。
Tさんの場合は新卒でベンチャー企業に入られ、ご自身でやらねばという気負いが非常に強く、また仕事に対する熱い思いを持たれていると思います。
が、重要なのは今日明日の勝負ではなく、長期で見て勝つことです。そのためには失敗を通じて自分を知り、着実に成長する。そしてその中で必要に応じて周りに救いの手を差し伸べてみることが重要になります。
この先長いキャリアと人生です。ぜひ長期的な視点を持ち、着実に一歩一歩、成長の道を歩まれることを応援しております。
※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
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