消費増税後、百貨店の売り上げは大きく落ち込んだ
消費増税後、小売り全般の売り上げが大きく落ち込みました。「小売業販売額」を見ると、3月は消費増税の駆け込み需要が発生し、前年比11.0%まで伸びましたが、4月から落ち込みが続いています。
小売りの中でも、特に百貨店は、その傾向が顕著です。
「全国百貨店売上高」の推移を見ますと、増税直前の3月は前年比25.4%増という大きな伸びを見せましたが、4月はその反動で同12.0%減。5月以降も低迷し続けています。
消費自体は多少戻してはいるものの、依然として弱いままなのです。その上、私たちの給与もそれほど増えていません。一人あたりの給与総額の平均を示す「現金給与総額」を見てください。4月以降は前年比1%弱の伸びで推移しています。
7月は同2.4%増と、これまでにない伸びを見せましたが、この内訳を見ると、基本給と残業代を合わせた「きまって支給する給与」は同0.5%増に留まっています。大きく伸びたのは、賞与が含まれる「特別に支払われた給与」で、同7.3%増です。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら