鉄道は苦戦、不動産や流通外食で稼ぐJR九州
JR九州は、2013年10月から、豪華観光列車「ななつ星in九州」の運行を始めました。新しい企画を打ち出して、旅客を取り込もうとしているのです。
2014年3月期決算の損益計算書(10ページ参照)を見ますと、売上高にあたる営業収益は、前の期より3.5%増の3548億円でした。営業費は3.1%増の3457億円。売上高から営業費を差し引いた営業利益は、19.7%増の90億円となり、大幅に伸びました。
何が業績を押し上げたのでしょうか。事業ごとの収益をまとめたセグメント情報(同14ページ)を見ますと、運輸サービス以外はすべて増収増益となっています。特に伸びているのは駅ビル不動産業で、営業利益は前の期より4.8%増の167億円となりました。


















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