グリーとディー・エヌ・エーを分析する

群雄割拠のソーシャルゲーム業界の先行きは?

グリー(田中良和社長)は、2014年6月期、前期比で21.8%の営業減益計画。一時に比べて元気がないが、今後はどうなるのか 撮影:今井康一)

ケータイやスマートフォンといったモバイル端末の普及に伴って、ソーシャルゲームが急激な広がりを見せ、グリーやディー・エヌ・エー(以下、DeNA)といったゲームメーカーが驚異的なスピードで成長しました。ところが、ここ最近は、子どもの高額課金問題やコンプガチャ(アイテム課金の仕組みの一つ)の規制などによって、その勢いが衰えつつあると感じます。ソーシャルゲームのテレビCMも、以前より頻度が落ちた印象があります。

ソーシャルゲーム業界を牽引してきたグリーとDeNAは、今、どのような経営状況なのでしょうか。現状と先行きを探るため、この2社の分析を行います。

業績は右肩下がりだが、依然グリーは超優良企業

昨年(2013年)10月、グリーは約200人の希望退職者を募集しました。業績の悪化が止まらず、ついにコストカットに乗り出したのです。

平成26年6月期 第2四半期決算(2013年7〜12月)を見てください(なお、5月8日に発表された最新決算はこちら)。

損益計算書(6ページ)から収益性を調べますと、売上高は前年同期の773億円から、今期は679億円まで12.1%減少しています。ゲームのヒット作に恵まれず、アイテムなどの課金収入が減ったことが原因です。そのうえ、売上原価が50億円ほど増えているため、売上総利益は663億円から517億円まで21.9%落ち込みました。

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