貸借対照表から企業の安全性を分析しよう

会計知識の初歩【case study日産自動車】

このコラムでは、会計の知識を使って、主に経済ニュースを読み解いていきたいと思います。会計の知識を身に付けることで、経済の動き、企業で起こったことや時事問題などをより深く分析することができます。

会計知識の出発点として、まずは貸借対照表の知識を使って、経済ニュースの本質について見ていこうと思います。貸借対照表は、主に企業の安全性を見極めるのに役立つ指標ですが、今回は貸借対照表を分析していくための基本知識について解説していきます。貸借対照表と聞いて「難しくてよくわからない」と尻込みしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的なルールさえ押さえてしまえば、誰でも簡単に読むことができるようになるのでご安心ください。

そして、次回以降では、今回身につ付けた貸借対照表の知識を使って、日本国(政府)の貸借対照表の分析や、東京電力、シャープなど、具体的な企業の貸借対照表を分析していく予定です。

「貸借対照表」がバランスシートと言われる理由

では、本論に入りましょう。貸借対照表とは、会社の資産内容を一覧表にしたものです。会社を経営するための資金をどのように調達し、どのような形で資産を持っているのかを表しています。基本的には左右に分かれる形をしており、左側に「資産の部」、右側に「負債の部」と「純資産の部」があります。(次ページ)

 

次ページ貸借対照表のしくみを理解しよう
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • コロナショックの大波紋
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「賃料補助」は焼け石に水<br>飲食店を追い込む“遅い政治”

多くの飲食店経営者が自粛要請に応じています。政治に求められるのは救済プランの素早い策定ですが、与野党案が固まったのは5月8日。せめて第1次補正予算に盛り込まれていれば――。永田町の主導権争いが、立場の弱い人たちを苦しめています。