貸借対照表から企業の安全性を分析しよう 会計知識の初歩【case study日産自動車】

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貸借対照表のしくみを知ろう

左側の「資産の部」は会社の財産の内容を表したもので、会社はこの資産を使って利益を生み出しています。具体的には、会社の現預金、有価証券、製品在庫、原材料、建物や土地などがこれに含まれます。原則、買ってきたときの値段で載っています。

 右側の「負債の部」と「純資産の部」は、資産を買うために必要なおカネの調達源を表しています。資産を買ってくるのにはおカネが必要ですが、その資金源を表しているわけです。そのうち「負債」は返済義務があるもの、つまり借金です。いつかの時点で返さなければなりません。「純資産」は、株主さんから預かっているものですが、返済義務がないもので、資本金や利益の蓄積などがこれに含まれます。

まとめますと、貸借対照表は、右側の「負債」と「純資産」で資金を調達して、左側の「資産」を購入しているということです。つまり、「負債」+「純資産」=「資産」という式で表すことができます。このように左右のバランスが取れていることから、貸借対照表はバランスシートと呼ばれているのです。

次ページ日産自動車を例に。読み方は意外にカンタン!
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