「内輪の論理」を中心に合併後の手続きを進めた失敗例として、夏野氏は日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)の合併を挙げる。
「社名は日本航空を踏襲する代わりに(日本エアシステムの雰囲気を残すために)ロゴの大変革を行ったが、これで世紀のカッコ悪いロゴが出来上がった」(夏野氏)。その後JALの業績は悪化の一途を辿った揚げ句、経営再建の一歩を踏み出した2011年には、「原点回帰」や「ブランド認知の再構築」を理由に結局合併前のロゴデザインに戻している。
ぜひ社名を再考してほしい
こうした他社の事例も踏まえ、夏野氏は「ユーザーのことを考えない、お客さんがわかりにくいような社名を付けるといったことをやる経営者は、絶対成功できないと思う。この名前はぜひ再考してほしい」と忠告する。
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