宝の山?「車のナンバー」がもたらす勝機 <動画>ポイント、DM…小売りの可能性が広がる

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 ただ、今後は個人情報保護の観点から車のナンバーの商業目的利用に反対の声が上がることも考えられる。車のナンバーは警察庁が「Nシステム」と呼ばれる自動読み取りシステムで、スピード違反の取り締まりなどを目的に把握・蓄積している。これの民間版ができると、特に車での移動が生活の基本となっている地方では、事業者が重要な個人情報を掌握できることとなる。

こうした懸念があるものの、「今回、日本では珍しく『車のナンバーを読み取ってビジネス化』という側面が記事になっている。これにはちょっと救われる」(夏野氏)。小売りやサービス各社は、これを機に新たなビジネスチャンスをつかめるだろうか。

夏野 剛 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

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なつの・たけし

早稲田大学政治経済学部卒業、東京ガス入社。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモでiモードの立ち上げに参画。執行役員マルチメディアサービス部長を務め、08年に退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、DLE、GREEの取締役を兼任。経産省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー現任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバーでもある。


 

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