今すぐ始めたい「疲れない心と体をつくる」新習慣 まず自律神経が乱れるシチュエーションを確認
2020年来のコロナ禍は、私たちの体調のリズムを崩し、精神的な余裕を奪い、不安を大きくしています。こうした状況では物事がうまく運ばず、気持ちが落ち込みます。それが自律神経に悪影響を与え、余計に肩に力が入るという悪循環につながります。
自律神経が乱れる5つのシチュエーション
私は長年、自律神経について研究しながら、そのバランスが崩れるシチュエーションを観察してきました。その結果、次の5つの状況になったときに、自律神経に乱れが生じると考えています。
①余裕がないとき(時間がないことも含む)
②体調が悪いとき
③自信がないとき
④想定外のことが起きたとき
⑤環境が悪いとき
この5つをコロナ禍にある今の私たちに当てはめてみると、どれも身近にある状況だと気づくはずです。
①余裕がないとき→コロナ禍ではいろいろと行動が制限され、心に余裕がなくなります。
②体調が悪いとき→コロナ禍では程度の差はあれ、少なくない人が体調を崩しています。
③自信がないとき→コロナ禍では過去の経験が通用しない場面が続き、仕事でもプライベートでも判断に自信が持てません。
④想定外のことが起きたとき→コロナ禍そのものが、まさに想定外です。
⑤環境が悪いとき→1日中マスクで口をふさがれ、気軽に外食も旅行もできないなど、生活環境は悪化しています。
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