「自己愛の低い人」が幸せになるたった1つの方法 子が親に贈る「自分の人生を創る」ライフシフト
もしあの頃、僕がこの本を手にしていたら
23歳の僕にとっての『ライフ・シフト2』は、新しい発見ではなく、共感を得られる本でした。
僕は大学進学前、ギャップイヤーをとって日本中を旅するという選択をしました。みんなが進学に向かうなかで、自分だけが大きくかけ離れた方向へ進むことを選んだのです。
なぜそうしたいのか。両親にはその理由を必死で説明しましたが、当時はうまく言語化できておらず、理解されませんでした。
もしあの頃、『ライフ・シフト2』を手にしていたら、もっとうまく説明できて、歯がゆい思いをすることもなかったでしょうし、僕なりの理論構築のバックボーンになっただろうと思います。
『ライフ・シフト2』を読んで、上の世代の方には理解されなかった、自分の未来に対する考え方が、間違っていなかったんだと確証が持てましたし、自分が「社会的開拓者」の精神を持っているんだという納得感もありました。
就職活動中の20代の人たちから話を聞くと、みんな「没個性」に対する嫌悪感を強く持っています。本書では、政府や企業の課題が指摘されていますが、確かに、個人がライフシフト的な未来像を理解できていたとしても、その集合体である企業や国家のほうが、まだ適合できていません。
実は、本書を読んで、すぐ両親に贈ったんです。両親は、本書によってかなり価値観が変わったようでした。父はずっと公務員でしたが、「好きなことをやってみるのもいいかもな」と言うようになったのです。
僕が起業する際には、心配もあって父は大反対していましたが、その後の様子を見ているうちに、「こんな生き方もあるのか」と自分ごと化してくれるようになったようです。
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