ジェフ・ベゾスが祖母に放った「残酷すぎる一言」 プリンストン大学卒業生への伝説のスピーチ
環境に優しいエネルギーを大量に生み出す方法を見つけるはずです。細胞壁に侵入して病気を治せる原子レベルの微細な機械をいつかつくりあげるでしょう。ついこのあいだ、生命を合成できたという報道もありました。とてつもない大ニュースですが、一方で必然でもあります。今後数年のうちに、生命を合成するばかりか、仕様まで設計できるようになるでしょう。人間の脳も解明できるようになると思います。
ジュール・ヴェルヌ、マーク・トウェイン、ガリレオ、ニュートン。何でも知りたがったいにしえの天才たちはみな、いまの時代に生きていたかったはずです。私たちは文明全体として多くの遺産に恵まれていますし、私の前に座っているみなさんは、個人として多くの才能に恵まれてもいます。
私たちは自分の「選択」でできている
そんな生まれながらの才能を、どう使ったらよいでしょう? みなさんがこれから誇りに思うのは、才能でしょうか、それとも選択でしょうか?(中略)
明日から本当の意味で、みなさんの人生が、みなさんがゼロからご自身で築き上げる人生がはじまります。
その才能を、みなさんはどう使いますか? どんな選択をするでしょう?
惰性で生きていきますか? それとも情熱を追いかけますか?
みんなと同じになりますか? それともほかの誰とも違う自分になりますか?
楽な道を選びますか? それとも誰かのために挑戦し続けますか?
批判されたら引き下がりますか? それとも信念を貫きますか?
間違ったらはったりで誤魔化しますか? それとも謝りますか?
傷つくことを恐れて何もしませんか? それとも惚れ込んだら行動に移しますか?
安定を取りますか? それとも少し向こうみずに突き進みますか?
困難なときにあきらめますか? それでもなおがむしゃらに挑戦し続けますか?
言い訳や批判だけで終わりますか? それともみずから何かをつくりだしますか?
誰かを傷つけてでも自分の賢さを主張しますか? それとも人に優しくなりますか?
ここで、思い切って予言めいたことを言わせてください。
みなさんが80歳になり、静かに過去を振り返り、自分にしかわからない人生の物語を自分に向けて語るとしましょう。そのとき、あなたの人生を最も適切かつ端的に表すのは、あなたが行ってきた選択の数々にほかなりません。私たちはつまるところ、自分の選択からできているのです。
みなさんが素晴らしい人生の物語を紡がれますよう。私の話を聞いてくれてありがとう。幸運を祈ります。
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