ジェフ・ベゾスも使った「ループ図」の破壊力 物事の本質を描き未来を創造するテクニック

自己強化の構造が見える「ループ」
この世界では、人々の作り出す無数のものごとが関係性を結んで、新たな因果を生み出し続けている。
シュンペーターの「新結合」は、まさに関係性について述べたものといえるし、人の喜びも悲しみも、そのほとんどが他人との関係性から生じるものだろう。
ものごとを本質的に理解し、その構造をより全体的・俯瞰的・動的な発想で眺めるためには、「つながり」を視覚化して考える手法が武器になる。ここで役立つのが「ループ」の図だ。
「価格」と「数量」の関係性を、「ループ」の図で表現してみよう。

価格を上げると数量が下がり、逆に数量を増やそうとすれば価格は下がる。そして、価格を下げると今度は数量が上がる――価格と数量という2つの要素の間には、このような循環の因果が続くことがよくわかる。
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