「教育虐待の予兆」親が言いがちな3つのフレーズ 中学受験で見える「親自身の人間的未熟さ」
教育虐待とは何か?
教育虐待とは、子どもの意思に反して受容限度を超えて勉強させること。そして精神的、肉体的にも回復できないほどの苦痛を与えることです。その前提には、親が受験や人生の選択において「あなたが進むべき道は、私がすべて知っているから従いなさい」という、本人の意思の無視、もしくは軽視があります。
その状況がずっと継続していると、当然子どもは傷つきます。そして、その傷の回復が追いつかないほどにダメージを与え続けてしまう、それが虐待です。
教育虐待の状態が続いてしまった子どもの反応には、性差もあります。中高生の男の子の場合は、大人に対する反抗的な態度や万引きなどの軽犯罪という形で現れるケースがあるようです。女の子の場合には摂食障害などの症状として現れることがあります。いずれも、親子関係に行き詰まってしまい、無意識に第三者の介入を求めてSOSを発しているのだととらえることができます。
そのまま社会人となった場合、精神疾患で会社に行けなくなってしまうなどの社会不適合を起こしてしまったり、自分の命を危険にさらしてしまったりということも起こりえます。子どもに無理をさせても中学受験さえ乗り切ればなんとかなる、とは決して思わないでほしいです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら